もうそろそろ休憩にしようと伝えるためにまことくんの部屋に向かった。そっと扉を開けるとそこには机の前でうとうとしているまことくんがいて、ボクはそっと後ろから抱きしめる。
まことくんの体は抱きしめるのに丁度いい大きさだ。だけどちょっと力を込めれば折れてしまいそうでちょっとだけ心配になる。
欲をいえばもうちょっとだけ肉を付けてもいいんじゃないかな、と思うのだけどそれをいったら小泉さんに殴られた。デリカシーが無い!って怒られてついでに西園寺さんには嘲笑われた。
でも、まことくんが心配そうに手当してくれるっていう幸運のためだって考えたら小さすぎる不運だ。
まことくんのおなかの下の方に手を回して頭の上に頭をのせる。大体二人でいるときはこの体勢が基本かもしれない。
後ろからボクがべったりと張り付いてる体勢だから、日向クンとか霧切さんに見つかったらべりっと剥がされたりすることもあるけど。
「なぎとさん…? 」
ちょっとだけ舌足らずな声でまことくんがボクの名前を呼ぶ。
まことくんが「凪斗さん」って呼んでくれる声が好きだ。
特に今みたいに覚醒しきってないまことくんの声にはいつもとは違う甘さがあって、なんていうか、直接クるものがある。
「あんまり無理しちゃだめだよ、眠いんだったらベッドいく? 」
自分の欲を隠して、理解のあるいい恋人の振りをする。
本当はもうこのまま、まことくんをベッドに引きずり込んでいろいろしたいんだけど。
「んー…、つれてってくれる? 」
寝ぼけてるのか、なんなのか、まことくんはにこってかわいく、ほんとうにかわいく笑ってボクのほうをみた。
ええと、これって据え膳ってやつだよね。こんなかわいいまことくんにこたえないって男としてどうかと思うよね!
さっきまでの理解あるいい恋人の仮面なんてかなぐり捨てる。欲に溺れてる?それでもいいよね。とばかりにボクは綺麗に自分の欲で理性の蓋を閉めた。
細いまことくんの体を抱き上げて、後ろのベッドに優しく下ろす。ついでに鍵も閉めて、またまことくんのところに戻った。
「なぎとさんだー」
くすくす、と笑っているまことくんの胸元に手を伸ばす。ひとつ、ふたつ、とぼたんをはずすと白い肌が露わになった。
首筋から胸元まで指を滑らせると、まことくんは擽ったそうに身を捩る。
「まことくん、いつもより積極的だね…寝ぼけてるのかな? 」
くすくすと笑って、そのまま、上の黒いジャケットを脱がせる。
前のあいたシャツとそこから覗く白のレースと赤いのリボンのついた下着。
白い肌に、この間つけた鬱血のあとがみえて少しだけ嬉しくなった。
「…ねぼけてない、です、よー」
ふい、とまことくんは首まで真っ赤にした顔を逸らした。
「まことくん、かわいい」
ちゅ、ちゅ、と音をたてて額に、頬に、眦にキスをする。
「かわいく、ないよ…っ」
「すごくかわいい、ね、まことくん」
いいよね、と目をあわせて問いかけると、まことくんはさっきよりもずっとずっと顔を赤くして小さくこくんと頷いた。
ベッドの上で、まことくんをボクの足の間に座らせて、背中から白いシャツの中に手を入れた。
下着のホックを掴んでぷつんとはずして、そのまま下着だけを取り去る。
「シャツは脱がないでね」
「…ぬいじゃダメなの?」
「ダメ」
「…また、変なこと、考えてない? 」
「変なことってどんなこと? 」
「…っ」
質問に質問で答えると、まことくんは顔をまた赤くした。耳まで真っ赤だ。
多分、これまでのプレイを考えてるんだろう。そんな変なことしてるつもりないんだけど。
「ひゃっ」
まことくんの両胸に触れる。
ボクの指が冷たかったのか、まことくんが小さく声を上げた。
「あ、ごめんね。冷たかった? 」
「や、も…っ」
口先だけの謝罪の返事は少しだけ甘さの混じったものだった。ボクがまことくんの胸を揉んでるからかな。
着痩せして見える上に全体的に華奢で細いまことくんは、あんまり皆きづいていないけれど意外と胸が大きい。
このあいだ、左右田クンなんかは、海へ行くまことくんの水着姿を見たらしい。
ロリ貧乳じゃなかったのか…とか言ってたけど、勝手にまことくんを妄想しないでほしい。
巨乳とはいかないけれど、それなりに大きくて、形が綺麗で、触り心地が抜群にいいまことくんの胸をボクは愛してる。
柔らかくて、ハリがあって、何かに例えるのも烏滸がましいほどすばらしいまことくんの胸は、実は昔はそれこそ左右田クンのいってたとおりの貧乳だった。
出会った時なんか、着てる服によっては完全に可愛い男の子になってたまことくんの胸は、希望ヶ峰学園にいるときにすくすくと成長した。
身長伸ばすためとはいえ、毎日2Lの牛乳を飲んでたせいじゃないかな、ってボクは思ってる。本当は一般的な女子の平均身長よりは高いんだからそんなにきにしなくていいのに。希望ヶ峰学園の生徒は、なぜか知らないけれど、見事に身長が高く、その中においてまことくんはたしかに小さかった。それを気にしていたまことくんをかわいいって思っていたのは多分ボクだけじゃない。
残念ながら当初の目的は達成されなかったわけだけど、20センチというまことくんとの身長差をボクは割と気に入ってるから伸びなくてよかった、って思ってることはまことくんには内緒だ。
まことくんは胸がおっきくなったのは凪斗さんのせいだ!っていってたっけ。確かにまことくんの胸がボクは好きで、ずっと触ってたような気もするから、本当にそうだったら嬉しいんだけど。
「…も、やだぁ…っ」
「やだ、じゃないよねまことくん。ほら、もうこんなになっちゃってる」
指先で時々先端にも触れる。そのせいか乳首はもうキレイに勃ちあがっていた。
固くなったそれを捏ねて、摘んで、転がすと、まことくんはその度に甘い声で反応してくれる。
それが嬉しくて、暫くボクは乳首ばっかを弄っていた。
「まことくん、かわいい。まことくんのおっぱいもかわいい」
「なぎとさ、んっ、・・・っや、そこばっか、やぁ…っ」
下から顔を上げたまことくんと目が合う。その大きな目が涙で潤んでいる。
「おいしそう」
「・・・ぁっ」
まことくんの身体ををそのまま反転させて、向かい合う。
刺激がなくなったからか、まことくんは少しだけ名残惜しそうな声をあげた。
向かい合ったボクの目に映るまことくんの瞳は涙で濡れてころんとしていた。
ボクが思わず舌で舐めると、まことくんはびっくりしたように、ボクの名を呼んだ。
まことくんは涙も瞳も声も身体もどこかしこが甘い。それを前日向君にいったら、げんなりした顔をされたけど。
まず目尻、そして、下睫毛を沿うように舌を這わせる。そのあとは、柔らかな眼球に舌で触れて、べろりと舐める。
溢れる涙を舌で吸収するように。ゆっくり。瞼との境目まで舐め上げて、そこに唇を寄せた。
十分堪能したら、次は左目。同じように、ゆっくりとまことくんの瞳を舐める。
満足して、顔を話すと、顔を真赤に染めたまことくんの可愛い顔がみえた。
与えられる感覚に戸惑っているのか、それが快感になったのかボクにはわからなかったけど、その眼に映っていたのは確かな発情の色だった。
「まことくん、目、なめられて感じちゃったの?」
「ち、ちが」
否定をするまことくんの下半身に手を伸ばす。ストッキングとパンツ越しだけど、撫でた指先で気づく確かな違和感。
「ひっ」
「濡れてるよね?ふふ、うれしいなぁ。ボクなんかがまことくんを気持よくさせられるなんて」
人差し指で丁度割れ目の部分をなぞるように触れる。布越しに伝わる変化が嬉しい。
でも、やっぱり邪魔なものは邪魔なので、まことくんの履いていた黒いストッキングに爪をひっかけて穴をあけた。
そこから指を差し入れて、パンツを少しだけずらす。触れた液体を指ですくってまことくんにみせた。
「ほら、こんなに濡れてる。乳首だけで感じちゃったの?それとも目?こんなにだらだらさせて、まことくんはほんとうかわいいよね」
「やめ…っ」
目の前でくるりと指を回して、ボクはそのまま人差し指を口に含んだ。
羞恥にか快楽にかその頬を赤く染めたまことくんはそれをみて、制止の言葉を口にする。意味なんてないのにね。
口から出した指はまた下半身へ、空いていたもう片方の手はまことくんの胸へ。
両方に触れると、まことくんは本当に可愛らしく反応を返してくれる。少しだけもとに戻っていた先っぽをまた捏ねて、摘んで、転がして、胸の膨らみを撫でて、揉んで、押し潰す。
下半身はパンツの上から。まことくんのそこは、布越しに触ってわかるぐらいに濡れている。ボクなんかがまことくんをきもちよくさせられるのがとてもうれしい。
「ぁ、」
右の胸と、スカートの中。
そして放置された左胸が、物足りなさそうにしていたからそっと口に含んでみた。舌先で転がして、甘噛をする。まるでグミみたいに弄ぶと、口の中でまことくんの乳首はだんだん固く勃ちあがる。
ボクの唾液ででろでろになったそこをちゅう、と吸う。そうするとまことくんの体はとても正直なものでびくり、と確かにはねた。その反応がまたみたくて、今度はもうちょっと強めにすってみた。
「んっ…やぁ、も…っ」
ぴん、と背中を伸ばしたまことくんは、そのあとくたりとボクに体を預けてきた。はあはあというまことくんの荒い息がボクの首筋にかかる。
「イっちゃったの?まことくん。ほんとうまことくんきもちいいことすきだよね」
「ち、が…」
「えーだってまことくんおっぱい触られるのも、ココ弄られるのもすきでしょ?」
ぐちゅ、とパンツの下に潜り込ませた指が卑猥な音をたてた。
「あ、ひっぅうう…」
ぐちゃぐちゃと掻き回すように指を動かすと、まことくんは凄くいい声をあげる。
それから、暫くはただまことくんの胸と性器を愛することにした。まことくんは相変わらず可愛く喘いでいる。
聞こえるのはまことくんの声と、胸や下半身から聞こえる卑猥な水音だけ。快楽に溺れるまことくんはそれでも羞恥心がきえないらしくって、その声にはたまに制止の言葉も混ざっている。
それをきいても止まれるはずなんてないけど。好きな子の痴態を目の前にしてお預けできる男がいるならそれは多分紳士か臆病者かなんかだと思う。
ボクはそのどれでもない、普通の恋する男だからこんなにも全身で誘っているまことくんを前に抑えられるはずなんてなかった。
まことくんだって止めたらがっかりするくせに。いや、なんていうけれどそれはボクが止められないことをわかってていうんだから本当、敵わない。
背中に回されたまことくんの指がボクの背をひっかく。そして、耳元で聞こえた言葉はボクの熱を益々煽った。
「 」
「っ、」
「ひゃあっ、んぁあ」
ぐちゃり、とまことくんの中に入れた指を引きぬいて、弄んでいた手の動きをとめる。
そのままボクは着ていたコートとシャツを脱いだ。そして、まことくんの体を横にさせる。
全身がピンク色になってるまことくんが着ているのは、中途半端に脱げた白いシャツと黒のタイトスカート、ボクが破いてちょっとびりびりになったストッキング。
…うん、ちょうえろい。
心の中で手を合わせて、まことくんの首筋に顔を埋めた。応えるように首の後ろに回された腕が嬉しかった。
薄くなっていた自分のつけたキスマークをまた付け直すように強く吸う。
「ふ、ふふ…くすぐったいよ、なぎとさん」
笑うまことくんの首や胸元、喉に散らばる鬱血のあとは、目に見える独占欲。明日になったら怒られるかもしれないけどそんなこと今はどうだっていい。
「ぁむ、」
笑ったまんまのまことくんの唇に噛み付くようにキスをした。
唇を吸って、たまに軽く歯を立てる。舌は下唇をなぞって上唇に。ボクとまことくんのの息と唾液が混ざり合う。
形をなぞるように舌を動かしていたら、まことくんが薄くひらいた唇から小さな舌に触れた。
そこからボクは舌をねじ込むようにして、まことくんの口の中に入った。
舌を絡めて、吸い上げる。ほとんど犯すような勢いでボクはまことくんの口の中を楽しんだ。
まことくんの吐息を感じる。唾液が絡むくちゅり、とした水音が響く。
「ふ…ぁ、んむ…ぅ」
繋がった唇から漏れる小さな喘ぎ声がすきだ。
暖かく受け入れるまことくんの中がすきだ。
控えめだけど、ちゃんと応えてくれるまことくんがすきだ。
沢山のすきを込めて、ボクはまことくんにキスをする。
「っはぁ…っはぁ」
唇を離すと、ボクとまことくんの間を唾液でできた糸が繋ぐ。暫くすると切れたそれを舐めとるように、ボクはまことくんの顎を舐めた。
長い口づけのあとのまことくんは目がとろんとしていて、ぼうっとしている。唇はボクが散々弄んだからか赤くなっていて、しかも唾液でてらてらと光っていた。
深い息遣いで、呼吸を整えようとしているまことくんをボクは眺めていた。
落ち着いてきたまことくんとボクの目の焦点が結ばれる。
ぱちり、と音がしたような気もするその瞬間に、まことくんはいつもより幼い顔でにこりと笑った。
かわいい。かわいい。すごくかわいい。
止められるはずのない欲が煽る。ボクはまたまことくんの唇を貪るように口付けた。
それと同時に、もう羽織っただけになっているシャツの中に手を差し入れて、脇腹や胸に触れる。
「っんん!」
胸の先端を指で弾いた時、まことくんは高い声を上げてびくりとその体をはねさせた。
そこは、さっきまで与えられていた刺激のせいか、キスのせいか萎えることなく固く勃ちあがったままだった。
「ねえ、まことくんの乳首まだこんなになってるよ」
ボクは唇を離して、唾液の糸を伝わせたまま、まことくんの耳元で囁いた。
隅々まで愛するためにボクはまことくんの体に触れる。触り、撫で、掴み、揉んで。
「また大きくなっちゃったかもね。そしたらどうしよう。また下着買わなきゃね。可愛いブラとパンツ選んであげる。まことくんは白が似合うから、白のレースでピンクのリボンとか。まあまことくんが着てるんならボクはなんでもいいんだけどね。ちょっと大人な下着もいいかも。かわいいまことくんが黒の下着つけたりしたら、アンバランスで逆にいいかもしれないね。ね、今度買いに行こうよ。大丈夫、ボクが全部買ってあげる。ふふふふ、まことくん」
実況さながら、ボクはずっとまことくんに話し続けていた。しばらく上半身を撫で回したら次は上から下。スカートの下に潜り込ませた手でボクは肝心な場所には触れないまま、足の付け根と太腿を撫で回した。
「あは、ビクビク震えてるね。腰揺れてる。可愛い。こっちもやっぱり濡れてる」
まことくんの出した液体が、ストッキングとパンツを濡らしている。多分スカートも濡れているんだろう。
破れたストッキングと濡れたパンツ。中を想像しただけでなんか凄く卑猥な気がする。…実際に卑猥なんだけど。
「ねえ、まことくん触っていい?」
尋ねると、うん、と小さな声が聞こえた。了承の返事を貰ったボクはストッキングの触れていた部分をまた指でひっかけて破く。
パンツの隙間から指を入れて、直接割れ目に指を差し入れる。
さっきまでボクがぐちゃぐちゃに掻き回していたそこは楽にボクの指を飲み込んだ。
「ひぁっ」
中から内側をなぞるようにぐるぐると回すと、ぐちゅぐちゅという音がなる。
いつもだったら、スカートの中に頭突っ込んで舐めてからだけど、ここまで濡れていれば大丈夫だろう。
正直にいうと、もう大分限界だった。突っ込みたい。突っ込んでイキたい。
だって、こんなにまことくんはかわいい。かわいくってその痴態だけでイケる。暫くオカズには困らないぐらいには。
まだイッてないのは、もうこれはボクの男としてのプライドでしかない。早漏とかまことくんに思われたくないっていうボクの小さな矜持。
「こんだけ濡れてれば大丈夫だよね」
にっこりと笑う。自分自身の焦りをまことくんに見抜かれないように。だってみっともない。いつも、まことくんに敵わないボクだから、せめてこういうときだけでも、余裕のある恋人でいたい。
指を抜いて、眦にキス。
目をぱちりと一回まばたきをしたまことくんに、優しく笑ってボクは、もう大分限界に近い性器を取り出した。
それをみたまことくんは、一瞬動揺して、ボクに視線をうつす。何度も見たり入れたりいろいろしてるのにまだなれないのかも知れない。
その先っぽをまことくんのストッキングとパンツの隙間から入れて、ぬらりとした性器の入り口にくっつけた。
あたたかいそこは、ボクをつつみこむためにまっている。
「大丈夫だから、ね」
唇にキスをおとして、そのまま一気に突き入れる。
指で大分ならしたからか、全く引っかかることもなく奥まで入る。
あたたかな柔らかさがボク自身を包み込む。
顔を一瞬こわばらせたまことくんの額や頬に唇を落としながら、ボクはゆっくりと腰を動かし始めた。
まことくんの掠れた喘ぎ声に、どうしようもなく興奮して、ボクは自分自身の息が荒くなっているのを自覚した。
ハアハアと息をしながら、まことくんをゆさぶる。
まことくんがボクの名前を呼ぶ。ぽろぽろとまことくんの瞳から大きな涙が落ちる。背中に爪がたてられる。
その涙も、声も、たてられた爪も、痛いからじゃないっていうのは今までの経験とまことくんの甘い声でわかっている。
だからこそ、ボクはますます興奮する。求められている。愛されている。それをまことくんの全てから感じるから。
ぱくぱく、とまことくんの口が動いた。
よく聞こえなくってボクは動きを抑えながら、顔を近づける。
「っな、ぎとさん、き、もち、いー?」
舌っ足らずで甘えた声。喘ぐような息の中で確かに聞こえた言葉に、ボクの鼓動ははねた。
「ぅぅっ、ぁ、ぉっきくしな、でぇ…っ」
「むり、だよ…もう、どうしようか…」
ついでに性器も膨張する。しかたないよね。これはまことくんがわるいよね。
もうどうしようか、このこ。かわいすぎる。やばい。
少しだけ息をついて、抑えていた律動を再開する。
「ぁああ、ぉく、きてる…ッ」
奥に、奥に。できるだけ奥に。
まことくんの一番奥に近づけるように。
荒々しいことは承知で打ちつけるように腰を動かす。
「ぃあっ、ぅんん…っ」
ぐっとまことくんの手に力が篭る。それと殆ど同時にまことくんの体はびくんとはねてぎゅうと締まった。
「まことくん、まことく、」
やばい、と思う暇もなくボクは精液をまことくんの中にだしていた。ちょっと結合部から白いのが漏れているのがみえる。
一瞬、あ、ゴムしてない。って思ったけど、イッてくったりなっているまことくんをみたらそんな考え吹っ飛んだ。
「はぁ、はぁ…ぁあ?」
「ごめんね、まことくん」
息を整えているまことくんも、自分の中のことだ。わかったらしい。
横たえていたまことくんを両手で起こして、自分の膝の上に載せる。
誤魔化すように、笑顔を浮かべる。性器は突っ込んだまま。
「ち、まっ、なぎ、とさ…!」
「ムリ。ごめんね」
大きくなってしまった性器をまことくんの中で擦りつけるように動かすと、大きな目をますます大きくしたまことくんがボクに制止の言葉をかけようとする。
でも、もうこうなってしまった以上、一旦出すしかないよね。止まれるはずないよ。うん。と心のなかで正当化して、浅く、深く、ゆっくりと動く。
制止の言葉も聞きたくなくって、ボクはまことくんの唇を塞いだ。
唾液を送り出して、口の中で共有する。まことくんの中に溢れるボクの唾。それにまことくんのが混ざっていく。
それを塗りこむように、歯列や唇の裏をなぞるように舌を動かす。舌が触れ合うと、ボクは条件反射のようにまことくんの舌に自分のを絡めた。
ぎこちなく応えてくれるまことくんが、ボクの舌をちゅう、と吸った。ぴちゃぴちゃと水音をさせて、夢中になって舌を絡めてくる。
それに煽られるようにボクは奥にと突き上げる。
「これ、奥かな。ねぇ、ここが子宮の入り口だよね。じゃあ、この奥に精子が入っちゃったらボクとの子供が生まれちゃうのかな」
こつん、とあたった奥に先っぽをすりつけるように動く。突き上げる律動に合わせて、まことくんの腰も動いていた。
まことくんは背をぴんとのけぞらせる。その瞬間、ボクの性器から精液が飛び出した。
「んぅううっ」
一際大きな声をあげて、まことくんはくったりとボクに倒れこむように抱きついた。
ハァハァと荒い息を整えようと、深く、深く息をしている。
そして、ぼうっとして、幸せそうな顔でこちらを向いたまことくんと、多分にやけていたボクの目が合う。
「まことくん、あいしてる」
口から漏れた言葉に、まことくんはふにゃり、と笑ってそのまま目を閉じる。
回された腕が、くっついている体が暖かい。
ボクは眠ってしまったまことくんの体をぎゅっと抱きしめて、ただ、今の幸せを体中で受け止めていた。
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